中国のTHAAD報復…韓人学生のビザ拒否で米国音楽学校公演も中止へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.31 09:01
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29日付のジャマル・ロッシ学長が学校のホームページに寄せた「すべての団員が参加できるまでツアーは延期する」と伝える公示。[イーストマン音楽学校のホームページキャプチャー]
2016年高高度ミサイル防衛(THAAD)体系が韓国に配備されたことによって始まった中国の限韓令が韓国を越えて海外在住の韓人にまで拡大している。米国の有名音楽大学が学校所属のオーケストラの中国公演に韓人団員を連れて行かない予定だったが批判が強まると結局公演を暫定的に延期した。該当の音楽学校は限韓令によって、中国が韓人団員の入国を拒否してきたと明らかにした。
当初米国、ロチェスター大学イーストマン音楽学校所属のオーケストラ「イーストマン・フィルハーモニー管弦楽団」は、12月30日から来年1月8日まで上海・杭州・瀋陽など中国8都市をめぐるツアー公演を行う計画だった。だが、ジャマル・ロッシ(Jamal J. Rossi)学長は29日(現地時間)、ホームページに載せた「学長のメッセージ」で、「オーケストラの団員全員が出席できるようになるまでツアーを延期することを決めた」と発表した。これに先立ち、「80人余りの学生に機会を与えるために(韓人団員を外して中国)公演を決めた」と明らかにしたが、これを翻意したのだ。