韓経:「景気判断ミス」が招いた成長率惨事…強まる「L字型長期沈滞」懸念=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.25 08:13
今年に入って各種経済指標が悪化したが、政府は上半期が終わるまで「景気が『上低下高』の形で下半期に回復する」と楽観論を強調した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が5月のKBS(韓国放送公社)対談で「4-6月期から状況が良くなり、下半期には2%後半水準を回復する」とし「巨視的に見ると、韓国経済は大きく成功した」と述べたのが代表的な例だ。しかし7-9月期の成長率が0.4%にとどまり、こうした政府の予想が完全に外れたことが判明した。
政府の景気判断ミスが誤った政策につながったという批判も強い。最近まで政府は分譲価格上限制施行案(8月)、公正経済成果早期創出案(9月)、国民年金など年金基金の経営参加許容などを含む資本市場法施行令改正案(10月)など景気に冷や水を浴びせる政策を次々と出した。漢城大経済学部のキム・サンボン教授は「政府が経済を冷静に診断していれば、景気が下降する時期に企業の投資を委縮させる労働・環境・公正取引政策を一度に出したりはしなかったはず」と指摘した。