1兆5000億ウォンのアシアナ航空だれの手に…買収競争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.23 11:14
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アシアナ航空売却に向けた本入札が来月7日に行われる。入札結果により韓国の航空産業も大きな変化を迎えるものとみられる。[写真 アシアナ航空]
アシアナ航空売却に向けた本入札が半月先に迫った。来月7日に実施される入札結果により韓国の航空産業も大きな変化を迎えるものとみられる。最近の格安航空会社(LCC)の業績悪化に加え、航空業界の長期不況の見通しまで出ており、アシアナ航空売却の雰囲気も微妙に変化する様相だ。
まずアシアナ航空売却そのものだけみると2強構造が深まっている。早くからアシアナ航空買収に意欲を見せていた愛敬(エギョン)グループは21日にストーンブリッジキャピタルとコンソーシアムを構成した。これまで愛敬グループは財務的投資を決定できていなかったが、本入札を半月後に控えコンソーシアムを構成して本入札に出る意向を示したのだ。愛敬グループ関係者は「アシアナ航空買収を通じて韓国の航空産業に対する根本的な体質改善の機会を設けたい」と話した。愛敬グループは資産査定調査過程で相対的にリードしていると評価されたHDC現代産業開発と未来アセットによるコンソーシアムとともに2強構造を形成した。これと違い財務的投資家として買収戦に参加したKCGIとバンカーストリートのコンソーシアムは戦略的投資家を決定できていない状況だ。予備入札に参加したファンドのKCGIは最終入札に参加しない可能性が大きいとの見通しが市場から出ている。