【グルメ】メニューなし、シェフの創意に導かれ…部位別コースで楽しむ韓国のビーフ料理
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.22 16:59
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ソウル三成洞(サムソンドン)に位置したレストラン「モトゥンイウRIPE」に登場する韓牛おまかせ料理。シェフが炭火で肉を焼き、個人の皿に少しずつ盛りつけてくれる。チャン・ジニョン記者
ここ1年間、ソウル清潭洞(チョンダムドン)を中心に「韓牛おまかせ」レストランが人気だ。「おまかせ」とは「信じて任せる」という日本語で、シェフに今日の食事メニューを一任するという意味だ。韓国語では「シェフのおすすめ韓牛コース料理」となる。
これらのレストランにはメニューがない。通常、10種類余りの料理が順番に従って出てくるが、ヒレ肉や肩ロース肉を中心にさまざまな部位の肉とともにサラダや付け合せ、ライス、スープなどの各種副菜が提供される。この時に出てくる料理のほとんどは、旬の食材を取り入れたシェフが開発した創作料理だ。シェフの立場からは毎回複数の料理を作らなければならない煩わしさがあるが、それだけ新しいメニューの開発に集中して自身の料理水準を高める機会にもなる。肉を焼くのもシェフの役割だ。客の前で鉄板に一人ずつ焼き、個別の皿に少しずつ盛り付けてくれる。各料理にさまざまな種類のアルコールを添えて出すのもこれらレストランの特徴だ。清潭洞の代表的な肉のコース料理レストランを訪ねてみた。
◆ 「モトゥンイウRIPE」、シェフの創作料理が魅力的