韓国統一部長官「DMZの非軍事的出入り時は国連軍司令部の許可権補完必要」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.22 10:56
統一部の金錬鉄(キム・ヨンチョル)長官が21日、非軍事的性格の非武装地帯(DMZ)出入りに対する国連軍司令部の法的許可権問題について、「制度的補完」が必要だと明らかにした。21日の国会外交統一委員会の国政監査でのこと。この言葉は「軍事的性質の出入りならば国連軍司令部が確認するのは当然だが、それ以外のことは当初の趣旨から外れるのではないか。国連軍司令部が認めなければこれを争う法的手続きも存在しない」という千正培(チョン・ジョンベ)議員(無所属)の指摘への答弁過程で出た。国連軍司令部が鉄道と人的交流など非軍事的分野の通行を妨げているという趣旨で千議員が質問し、これに呼応して補完の必要性を提起したのだ。
金長官は「休戦協定上の条項を見るとこの許可権(DMZ出入りと通過)は軍事的性質に属したものに限定されている。非軍事的性質に属する環境調査、文化財調査、監視警戒所(GP)訪問などに対する許可権の法的根拠が少し不十分だという指摘もある」と答えた。金長官は「これまでDMZ出入り問題、MDL(軍事境界線)通過問題に関連して意見の違いがあった。しかし意見の違いを解消しようと緊密に協議している」ともした。