【噴水台】オリンピックの身代金=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.21 09:15
1964年東京オリンピック(五輪)を2カ月余りを残し、日本警視庁に一通の手紙が届く。「私は東京オリンピックの開催を妨害する。数日以内にそれが可能だということを証明する。要求は後日また連絡する」。立て続けに都内各地で爆発事件が発生し、メインスタジアムの爆発を計画した犯人はこれをやめてほしいなら8000万円を出せと要求する。奥田英朗の小説『オリンピックの身代金』の内容だ。
オリンピックを人質にして国を脅迫するこの小説の内容が突然頭に思い浮かんだのは、最近頻繁に登場する南北五輪共同開催推進に関するニュースのためだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今月18日、駐韓外交団招待レセプションで2032年ソウル・平壌(ピョンヤン)五輪に対する関心と支持を呼びかけた。先月もトーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)委員長に会って共同誘致推進意思を明らかにした。