【コラム】韓国は北核仲裁者でない…果敢なプレーヤーになるべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.18 14:11
1989年8月、フランスの商業衛星スポット(SPOT)が撮影した寧辺(ヨンビョン)核施設の写真が公開された。北朝鮮の核開発が浮き彫りになると、韓国政府・国民は驚いた。寧辺を局部攻撃するか、韓国も核兵器を開発すべきだという世論が強まった。
当時のジェームズ・ベイカー米国務長官は崔浩中(チェ・ホジュン)外交部長官に急いで親書を送った。米国があらゆる手段を動員して北朝鮮の核を阻止するので韓国は一方的な行動を自制してほしいということだった。しかし米国の約束は守られず、2017年末に北朝鮮は事実上、世界9番目の核保有国として登場した。