無観客サッカー南北試合に韓国統一長官「公正な措置という解釈も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.18 08:00
韓国の金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官が17日、国会外交統一委員会での国政監査で、平壌(ピョンヤン)で15日にサッカーワールドカップ(W杯)2次予選の南北対戦が「無中継・無観客」で行われたことについて「国民に本当に申し訳なく思う」と遺憾を表した。
兪奇濬(ユ・ギジュン)自由韓国党議員が中継も観客もなくサッカー試合が行われたことについて立場を問うと、金長官は「統一部長官として重い責任感を感じる」とし「申し訳なく、残念に思う」と答えた。金武星(キム・ムソン)自由韓国党議員が北朝鮮に対して「失望した」くらいは言うべきではないのかと尋ねると、金長官は「非常に失望している」と語った。
金長官は北朝鮮の行動について「中継権料と入場券の収益を放棄したのは理由があるはず」とし「最も重要なのは南北関係の小康局面を反映した側面があるという点」と述べた。また、無観客試合が行われたことについて「南側応援団を受け入れなかった状況で、自ら公正性の措置を取ったという解釈もある」と話した。