「首相長くやった」という李洛淵、韓国与党の看板として総選挙に出るか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.17 12:06
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第20代総選挙の公式選挙運動期間初日にソウル一帯を回り「機先制圧」に向けた応援遊説競争に出た。選挙運動員が数字の「2」を示している。[中央フォト]
「私はいまこの位置(政権)にいるが依然として私の心臓は政治家です」。
李洛淵(イ・ナギョン)首相は7月にバングラデシュのダッカを訪問した際にこのように話した。自身のアイデンティティは首相より国会議員に近いというニュアンスだった。1日の対政府質問では「(首相職を)とても長くやっていると考える」と述べた。政界は李首相が来年の総選挙を控えて党に復帰し総選挙を率いることを既定事実とみる雰囲気だ。来月大幅な内閣改造があるならば、その時が李首相の復帰のタイミングになるとする見方もあった。
だがチョ・グク前法務部長官の辞任につながった「チョ・グク政局」は李首相の去就を不明確にさせた。「共に民主党」核心関係者は「チョ前長官が辞め、首相を辞めるという話も切り出すのが難しい状況」と話した。党の戦略通とされるある議員は「総選挙前には李首相の党復帰は難しい」とし、「チョ前長官の人事聴聞会で子どもの自己紹介書まで暴かれた。もう長官を任命しにくい国になった」とした。聴聞会への負担のため後任を探しにくく、李首相が首相職を辞めることができないという説明だ。