【コラム】また最下位の韓国企業、もっと本腰入れるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.17 11:01
毎年特に気をつけて読みながらも、結果とタイトルはもちろん、そこにつけられるコメントの内容まで予想できるニュースがある。世界企業の女性役員比率調査で韓国がまた最下位を占めたという便りだ。調査主体がどこであろうと韓国の状況はいつも同じだ。男女の賃金格差が最も大きく出る国家調査とともに最下位を引き受けている。
最近発表されたグローバル投資銀行クレディ・スイスの報告書「The CS Gender 3000 in 2019:The changing face of companies」でも変化はなかった。3000社の企業理事会の女性役員比率を調査すると、39カ国(56カ国中5社以上企業がある国)のうち39位だ。世界平均が20.6%に達する傾向とは逆行し、韓国は3.1%を記録した。上位圏国家は言うまでもなく、最下位圏内のパキスタン(5.5%)、日本(5.7%)、ロシア(5.7%)とも格差がある。
共稼ぎが当然視されているような社会なのに、韓国企業で女性役員の比率は数年間改善されないままだ。2015年の同調査で3.9%を記録し、近く「魔の4%」を超えるだろうと言われていたところ、翌年再び3.6%に落ちた。昨年は2.9%にとどまりながらむしろ後退した。なぜ韓国はいつも最下位から抜け出せないのだろうか。