【時視各角】女性アイドルでいるということ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.16 14:42
韓国という地で女性アイドルでいるということはどういうことだろうか。極端的な選択で衝撃を与えたソルリのニュースを聞いて心に去来した思いだ。2009年、大手芸能事務所SMエンターテインメントのガールズグループf(x)のメンバーとしてデビューした歌手であり女優であり、数百万人のフォロワーを率いたSNSセレブだった。他人の視線をあまりにも意識しない自由奔放さで多くの「論争」とデマが付いて回った。悪質コメントとも死闘を繰り広げた。
実際、悪質コメントによる対人恐怖症とパニック障害で活動を休んだりもした。極端的な選択の正確な理由は知る術はないが、インターネットには「悪質コメントが彼女を死に至らせた」という投稿文が多く寄せられている。「悪質コメントを一度でも書き込んだ人はぜひとも反省せよ。あなた方が殺人者だ」「悪質コメント禁止法でも作れ」という内容だ。外信も悲報を伝えながら「ソルリが背筋の凍るようなオンライン上のいじめに遭っていた」と報じた。逆説的にもソルリの最後の出演番組はJTBC2のバラエティ番組『アンチコメントの夜』だった。MCとして出演し、悪質コメントに苦しめられている芸能人たちと話を交わした。