「定例協議機構を構成」ビーガン氏の提案…北朝鮮巡回大使「要らない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.15 09:35
スティーブン・ビーガン米国務省対北朝鮮特別代表が5日、スウェーデンで開かれた米朝交渉で北朝鮮外務省の金明吉(キム・ミョンギル)巡回大使に「両国の実務交渉を定例化する協議機構を作ろう」と提案したが、金大使はこれを拒否したと複数のワシントン消息筋が13日(現地時間)、明らかにした。
消息筋は「昨年5月、シンガポール米朝首脳会談の合意事項の中で米朝関係と平和構築および完全な非核化3項目の進展案を体系的に議論するための目的」と説明した。だが、金大使は「交渉のための交渉は要らない」として拒否した。スウェーデン米朝交渉で米国側は実務協議の定例化を通した非核化の目標設定と履行段階の確定に注力した一方、北朝鮮側は協議の定例化に先立って北朝鮮の既存の核実験および長距離ミサイル試験発射の猶予に相応する措置から先に打ち出してほしいと衝突したことを見せる。
ワシントン消息筋は「協議機構の定例化」に関連して「ビーガン代表がスウェーデン交渉の時に提案した創意的なアイディアの一つ」と説明した。彼は「協議機構の定例化は昨年11月、ビーガン代表の提案で非核化と南北協力、制裁履行などを韓米間に調整してきた。韓米ワーキンググループがモデル」と付け加えた。韓米ワーキンググループのように定例協議機構を作って北朝鮮が要求する関係改善、体制保障と米国が望む非核化を同時に進展させるロードマップを分野別に、体系的に交渉しようという意味だ。