サウジ海外歌手初めてのスタジアム公演の主人公は防弾少年団(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.14 11:10
現地ファンに対する細心の配慮はあちこちで際立っていた。一日5回、メッカに向かって祈るイスラム信徒のためのカーペットが用意され、4回目の礼拝時間である5時31分になると音響リハーサルも中断された。公演開始も礼拝時間に合わせて進められた。最後の7時1分の礼拝を終えて公演を楽しめるように7時30分から始めたのだ。韓国の女性スタッフもアバヤを着て現地文化を尊重する姿を示した。
現地ファンの韓国語の実力も相当だった。BTSがきっかけで韓国語を学んだというペドゥール・アハメドさん(25)は「韓国の名前はチョ・アライで、韓国の年齢で26歳」と片言ながらもはっきりと話した。5万人余りがフォローしている「アラブRM」ツイッターを運営中のハーンさん(23)は「『Spring Day』の歌詞に感銘を受けてファンになった」とし「おかげで本当の自分の姿に見つけることができた」と話した。韓国人という理由だけであたたかい挨拶を交わして写真を撮ろうと提案するアラブファンに会い、こちらに来る前にあった漠然とした恐れは少しずつ消えていった。