韓国ベンチャー協会長「暮らしやすければ文政権の支持率は落ちない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.14 09:50
「政府の純粋な動機や意志は信じる。しかし結果的に得られたものは一つもない。現政権の2年半の間に実現したものが何かあるだろうか」。企業経営者は常に政府に対して慎重な態度をとる。政府と敵に回せば生き残るのが難しいことを知っているからだ。しかしベンチャー企業協会会長のアン・ゴンジュン・クルーシャルテック代表(54)は苦言をためらわなかった。クルーシャルテックはスマートフォンの指紋認証など生体認証ソリューション開発会社だ。
10日、京畿道城南市板橋(パンギョ)のクルーシャルテック本社で中央日報のインタビューに応じたアン会長は「現在は我々の経済生態系が生き残るか崩れるかが決まる最も重要な時期」とし「我々の協会と協会長の私が動くべきだという責任感を感じる」と話し始めた。ベンチャー企業協会には1万4905社のベンチャー企業が会員として加入している。
アン会長は「現在は確実に危機」と語った。国家主導型の経済生態系が成長の限界を迎えた中、日本や中国のような競争国は速いペースで進展しているからだ。アン会長は「我々が頑張っていないというわけではない。ただ、我々が時速100キロで走れば、ライバルは時速110キロ、120キロで走る状況」と説明した。その間、韓国の成長基盤は腐食しているというのがアン会長の診断だ。