【リセットコリア】政府・企業・市民の意志が日本発経済危機を克服する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.14 08:59
世界経済が一触即発の緊張感に包まれている。米国と中国の貿易紛争は未来の技術覇権を争う銃声なき戦争だ。G2の衝突の余波で世界貿易が活気を失い、先進国・新興国を問わず景気沈滞を懸念して戦々恐々としている。
輸出で暮らす韓国は貿易パートナーが厳しい状況を迎えればその影響を受ける。輸出は昨年12月から9カ月間、下降線をたどっている。政府が全力を注いでいるが力不足だ。成長率が今年1-3月期に前期比-0.4%と懸念が現実になり、景気の流れを示す指標も力を失う状況だ。
安倍政権は7月、半導体素材輸出を規制するとして日本発経済危機の引き金を引いた。該当品目の輸出にいちいち承認を得るようにしたもので、まだ可視的な被害はない。問題は日本がその気になればこれら品目の供給に支障を与えて半導体産業を停止させることも可能という点だ。似た措置を韓国の主力輸出品目の自動車・化学にまで発動することも可能であり、経済全般の危機に広めることができるという懸念を高めている。