韓国海軍総長「原子力潜水艦が必要、北SLBM撃滅に最も有用」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.11 08:52
韓国海軍が10日、原子力潜水艦の必要性に言及した。この日、原子力潜水艦の確保に関連して軍当局がタスクフォース(TF)を運用中という事実も明らかにした。2003年に初めて議論されながら進展がなかった原子力潜水艦の導入に弾みがついている。
この日、忠清南道鶏龍台(ケリョンデ)海軍本部で開かれた海軍の国政監査で、沈勝燮(シム・スンソプ)海軍参謀総長は「北および周辺国に同時に対応できる有用な抑止戦力として原子力潜水艦の有用性と必要性を認識している」と述べた。「国家的考慮事案などをすべて勘案して海軍の明確な立場を知らせてほしい」という崔宰誠(チェ・ジェソン)共に民主党議員の質問に対してだ。沈総長は「国家的な多様な要素を考慮した後に判断しなければならないので答弁が制限される」としながらも「(原子力潜水艦の)有用性と必要性は十分にあるという研究結果が出た」と述べた。
「原子力潜水艦は北の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)対応に適切か」という質問に対しては、「原子力潜水艦は長期間の水中作戦が可能だ。SLBMを探知した後、持続的に追跡して撃滅するのに最も有用性があると考えている」と答えた。沈総長のこうした発言は、海軍内で運用中の原子力潜水艦関連タスクフォースの活動と関連している。海軍はこの日の業務報告で「原子力潜水艦の確保に向けて努力している」とし「国家政策に基づいて決定される事案であり、今後、国防部や合同参謀本部と協業することを推進中」と説明した。軍は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時の2003年、原子力潜水艦導入を計画したが、燃料の濃縮ウラン確保問題と米国など周辺国の反対で中断した。