【時視各角】平凡な市民の「光化門アンガージュマン」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.09 14:06
国が2つに分裂しているのを現場で実際に見ると嘆かわしかった。光化門(クァンファムン)と瑞草洞(ソチョドン)は完全に「別の国」だった。光化門では「チョ・グク(法務長官)は辞めろ」「チョ・グクを逮捕しろ」を叫び、瑞草洞では「チョ・グクを守れ」 「検察改革」という声が響いた。現在のところ、この心理的内戦状態を解消する人は帝王的権限を持つ大統領しかいない。
文在寅大統領はそのようにする意思がないようだ。一昨日、「国民が直接意思表示をするのは代議民主主義を補完する直接民主主義行為として前向きな側面もある」と述べた。なぜ文大統領は片方の民心に傾いていると見られるような発言をしたのだろうか。ひょっとして瑞草洞にも少なくない市民が集結し、チョ・グク長官を支持したと判断したからだろうか。そうであれば大きな過ちだ。