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【コラム】投げやりな検察改革=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.08 11:01
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分裂した国を嘆いていた人たちがふと尋ねる。「何ともなかった友人がなぜこのようにおかしな人になったのだろうか」。価値を共有して生きてきた市民がなぜ敵になったのか観察してみた。

米国の心理学者レオン・フェスティンガーが提示した「認知的不協和」(cognitive dissonance、人々の態度と行動が矛盾して両立できないと感じる不均衡状態)が主犯という考えに至った。混同を誘発したファクトは3つだ。1つ目、チョ・グク法務部長官と家族をめぐる不正疑惑が提起された。2つ目、それでも文在寅(ムン・ジェイン)大統領はチョ長官を任命し、チョ長官は退こうとしない。3つ目、大統領が抜てきした尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長が厳重警告にもかかわらず、チョ長官を狙った捜査をやめない。この3つのファクトが誘発する認知的不協和は混乱を越えて怒りを呼ぶ。このうちどの事実に注目するかによってソウルの瑞草洞(ソチョドン)と光化門(クァンファムン)に行先地が分かれる。

 
瑞草洞に集まった人たちは3つ目のファクトに我慢できない。大統領が寵愛する法務長官を尹総長が集中的に捜査するのは恩を仇で返すものと見る。今までこのような検察はいなかった。チョ長官の失脚は大統領にも大きな打撃となる。大統領は尹総長を抜てきしたのに青瓦台と与党を窮地に追い込むとはという背信感を強く感じている。尹総長が今からでも引けば怒りは収まるが、そのような気配はない。検察を反転させてこそブレーキがかかる。こうした考えを正当化するには、チョ長官一家の不正疑惑はどの家庭にも見られる小さな逸脱として済ませなければいけない。ところが検察はさらに大きな不正疑惑を引き出そうとする。瑞草洞に集まった人たちは「早期に検察改革の青写真を提示する」というチョ長官の7日の発言を支持する。

光化門へ向かう人たちは最初のファクトに怒りを感じている。チョ長官の家族がお金と学歴と権力を反則で手に入れたと信じる。チョ長官が法務部トップという事実を受け入れることができない。今までこのような長官はいなかった。特にチョ長官の「言動不一致」は見るに堪えない。この人たちの精神的苦痛はチョ長官が退いてこそ治まるが、辞任したり大統領が解任したりする動きが見えないため怒りが激しくなる。光化門集会参加者の大半は検察改革論者だ。しかし今チョ長官を退かせるのは検察しかないため、全国のすべての検察官を投入してもこの矛盾を正すことを望んでいる。検察改革はその後にすればよいと合理化する。

結局、チョ長官が退くか尹総長が降伏してこそ終わる対立だ。事態が一段落しても後遺症は長引くだろう。尹総長が屈服するからといってチョ長官の過ちが覆われるわけではない。法務長官が遵法、正義、公正を話すたびに人々は嘲笑するだろう。チョ長官が退いても尹総長は力を維持するのが難しい。与党は彼の権限をどうやって奪い取るかに没頭している。

この渦中に心配されるのは検察改革だ。平常心を失った当事者が対症療法式の対策をむやみに投じて改革がコメディのようになっていく。チョ長官が民情首席秘書官当時、金富謙(キム・ブギョム)行政安全部長官と朴相基(パク・サンギ)法務部長官を左右に置いて写真撮影をしながら自慢した検警捜査権調整案の中の改革案は施行前から手術台に載せられた。

特殊捜査は増えたり減ったりと変化が大きく、被疑者公開召喚禁止、被疑事実公表禁止、深夜取り調べ禁止のような急進政策があふれる。一方では検察に手を加えるものだとして歓迎し、別の一方では長官家族保護対策だとあざ笑う。企業寄りに変身したという皮肉の声も出ている。

法改正が必要ない検察弱化措置を施行して釘を打とうとするが、簡単に打ち込まれた釘はすぐに抜ける。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領当時もそうだった。記者室を閉鎖して釘を打ったが、次の政府で釘はすべて抜かれ、閉鎖性は相変わらずだ。8年前に開局したJTBCの記者はまだソウル市庁記者団に加入できていない。JTBCは言論人対象調査で最も信頼されるメディアに選ばれたが、いつも記者団投票に阻まれた。与党市長の管轄で生じていることだ。

青瓦台と与党はすぐにも検察の腕と脚を切断し、縫合手術もできないように灰をばらまいても怒りが収まらない状況だ。しかしはるかに過激に推進した積弊捜査や裁判官を法廷に立たせて司法府を総入れ替えした「コード捜査の追憶」も共に秤にのせて慎重な改革案を出す必要がある。国家の刑罰権をサッカーボールのように扱えば、後にそのボールを浴びてひどい目にあうかもしれない。

カン・ジュアン/社会エディター

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    2019.10.08 11:01
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    尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長(左)、チョ・グク法務部長官
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