北朝鮮首席代表「米国が準備できていなければどんなひどいことが起きるか」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.08 08:00
北朝鮮が決裂に終わった5日のストックホルムでの非核化実務交渉で、対北朝鮮制裁解除の水準を大幅に引き上げて要求した。北朝鮮側の金明吉(キム・ミョンギル)首席代表は交渉決裂後に米国が北朝鮮の生存権と発展権を脅かす事例として、「シンガポールでの朝米首脳会談以降だけでも米国は15回にわたり制裁措置を発動した」と指摘した。4月に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が施政演説で「制裁解除にこれ以上執着しない」としてから制裁と関連した要求を自制してきた北朝鮮が6カ月ぶりに露骨に不満を吐露したのだ。
2月のハノイでの米朝首脳会談の際に北朝鮮は対北朝鮮制裁5件を解除対象と指摘した。当時会談決裂直後に李容浩(イ・ヨンホ)北朝鮮外相らは「われわれの要求は全面的制裁解除ではなく国連制裁決議11件のうち2016年から2017年までに採択された5件、そのうち民需経済と人民生活に支障を与える項目だけ先に解除しろとしたもの」と公開した。