韓国「根本的転換」強調したが…実際はスウェーデンが仲裁者の役割
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.07 10:48
板門店(パンムンジョム)での米朝会合後約3カ月ぶりに開かれた米朝実務交渉に対する青瓦台(チョンワデ、大統領府)の期待感は大きかった。日程を変えて文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会に参加してトランプ大統領に会うなど、事実上再び「促進者」の役割に出た。だが6日にスウェーデンのストックホルムから飛び込んだ知らせは会談決裂だった。
事実今回の米朝間実務交渉を控えワシントンだけでなく韓国内の外交安保専門家グループでも悲観的雰囲気が濃厚だった。だが決裂直前までも青瓦台の一部では米朝間である種の合意が導出されるかもしれないとの希望混じりの見通しが出ていた。交渉直前の4日に青瓦台は国家安全保障会議(NSC)常任委員会開催後に報道資料を出し「常任委員は今回の実務交渉が成功裏に進行され韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化に向けた実質的な進展がなされ韓半島の恒久的平和構築に向けたもうひとつの契機になることを期待した」と明らかにした。
特に先月23日の韓米首脳会談直後に青瓦台は「両首脳は韓米両国が北朝鮮との関係を『転換(transform)』し、70年近く続いた敵対関係を終息する意志を再確認した」として「転換」という単語に大きな意味を付与した。関係改善を超える根本的関係変化を意味するということだ。