【コラム】大韓民国は記憶戦争中(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.06 11:31
歳月は歴史的記憶の墓だ。歴史的記憶を持続可能にするなら記念日指定のような人為的な装置が必要だ。外部的刺激も必要だ。なぜ私たちは韓日戦ならジャンケンでも負けてはならないと認識することになったのだろうか。日本の政治家たちの独島(ドクト、日本名・竹島)・慰安婦関連妄言のおかげだ。彼らは日本の蛮行に対し私たちが忘れそうになると私たちの過去の歴史的トラウマを想起させてくれる。日本の指導層の妄言さえなかったなら、彼らが本当に謝罪したなら、逆説的に韓国は日本の事実上経済植民地に転落していたかもしれない。日本の指導層の妄言は典型的な小貪大失の事例だ。
特に1980年代が危険だった。彼らの妄言がなかったとすれば韓国は日本の経済力・文化力の前にお手上げになっていたかもわからない。妄言のおかげで私たちは内部力量を確かめ時間を稼ぐことができた。K-POP、K-ムービーのような韓流ブームも難しかったかもしれない。