韓国国防長官「SLBM挑発は南北軍事合意にない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.03 09:16
鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官が2日、国会国防委員会の国政監査で、北朝鮮のこの日のミサイル発射が「9・19軍事合意違反ではないのか」という質問(李柱栄自由韓国党議員)に対し、「合意文には正確にそのような表現はない」と答えた。北朝鮮の相次ぐ武力示威は9・19軍事合意違反だという軍内外の指摘とは異なるあいまいな態度だ。
その一方で鄭長官は「本来、9・19軍事合意は、弾道ミサイル発射のようなことをせず、北が非核化をし、韓半島(朝鮮半島)に平和が定着するようにしようという次元でした」とし「最終的にそのように進むべきだということには共感している」と述べた。
鄭長官のこうした発言は従来の軍当局の立場を繰り返したものだ。国防部は今年5月以降10回の北朝鮮のミサイル挑発について「9・19軍事合意の趣旨には背くが違反ではない」と強調した。軍事合意に北朝鮮のミサイル発射関連条項がないという理由でだ。