韓国警察「未解決連続殺人事件の容疑者、犯行14件自白」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.02 11:40
華城(ファソン)連続殺人事件の有力な容疑者として特定されたイ・チュンジェ受刑者(56、別の事件で服役中)が義妹殺人事件の前の計14件の犯行を自白した。容疑者として挙がっていた華城連続殺人事件より5件も多い。
この事件を捜査中の京畿(キョンギ)南部地方警察庁担当捜査チームによると、イ・チュンジェ容疑者は1日、警察の9回目の対面調査で自身の犯行であることを自白した。イ容疑者が自白した犯行は計14件。模倣犯罪として結論が出た8件目の事件を除いた9件の華城連続殺人事件をすべて自らの犯行と明らかにしたという。華城連続殺人の前後に発生した3件の未解決事件と、妻の妹に性的暴行をして殺害した清州(チョンジュ)でも2件の犯行をしたと明らかにした。
警察は7月、華城連続殺人事件に関連する現場証拠物を国立科学捜査研究院(国科捜)に送り、DNA分析を依頼した。9件の事件のうち3件の証拠物からイ容疑者のDNAが検出された。5件目、7件目、9件目の事件だ。4件目の証拠物からもイ容疑者のDNAが確認された。これら事件の被害者はすべて着用していたストッキングとブラウスで両手が縛られた状態で発見された。また、被害者の物品で殺害したという共通点がある。警察はその後、イ容疑者を相手に釜山(プサン)刑務所でプロファイラー9人と刑事を投入して取り調べてきた。2009年の連続殺人犯カン・ホスンの心理分析を担当して自白を引き出したコン・ウンギョン警衛も含まれていた。18日からこの日まで計9回の取り調べが行われた。