文大統領vs検察…戦線移動した韓国検察改革
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.09.28 10:28
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が検察の捜査に向かって「警告性メッセージ」を出した。米ニューヨークから帰国した翌日に出した電撃的発表だった。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は27日、「大統領の言葉を伝達する」述べて会見を始めた。今回のように大統領の肉声をそのまま伝えるのは極めて異例だ。高報道官によると、文大統領は「検察改革は高位公職者犯罪捜査処設置や捜査権の調整など法・制度的改革だけでなく、検察権行使方式や捜査慣行の改革が同時になければいけない」と述べた。
そして「人権尊重」という表現を使った。「検察は国民を相手に公権力を直接行使する機関であるため、厳正でありながらも人権を尊重する節制した検察権の行使が何よりも重要だ」と指摘した。青瓦台関係者は「まだ検察が万能な権力を振りかざすようにしているというのが大統領の認識」と伝えた。