【コラム】人工知能弁護士時代=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.15 12:40
先月29日、韓国で初めて人工知能(AI)と弁護士による試合が行われた。名付けて「アルファ・ロー」コンテスト。課題は決まった時間内に与えられた労働契約書を検討し、法的問題点を見つけ出すというものだった。人工知能ソフトウェアを活用したチームと弁護士2人で構成されたチームが競争を繰り広げた。結果は人工知能を活用したチームの完勝。
人工知能を活用したチームが勝つだろうということは十分に予想可能だった。労働契約書のように様式が定形化されており似たパターンが繰り返される場合は人工知能が人間よりはるかにしっかり分析できるためだ。そのため問題が過度に人工知能に有利なのではないかという指摘もあった。だが人工知能が日常的な契約書検討業務で人間弁護士の実力を超えられるということを見せたという点で意味深い行事だった。