安倍政権、きょう内閣改造、強硬派布陣で韓日関係に悪材料…「改憲サムライ」前面に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.11 15:25
安倍政権が11日、大規模な内閣改造を断行した。安倍晋三首相は今回の内閣改造を控え、早くから「安定と挑戦の強力な布陣」を基本方針にしていた。党・政府の要職は留任(安定)させながら、閣僚19人うち17人を交代(挑戦)した。うち13人は初入閣であり、政権発足以降の最大規模だ。
予想通り安倍政権を牽引してきた麻生太郎財務相兼副総理、菅義偉官房長官、二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長は留任した。9選の重鎮で党内で信望が厚い鈴木俊一五輪担当相が総務会長に起用された。
目標は鮮明だ。7月22日の参議院選挙の勝利を弾みに念願の改憲を推進するという安倍首相の執念が今回の内閣改造に濃縮されているという評価が出ている。「改憲サムライ」と呼んでも遜色がない側近の強硬派が党・政府の主要ポストを掌握した格好だ。改憲議論に消極的な与党議員に「職場放棄」発言をした下村博文文部科学相を党四役の選挙対策委員長に座らせたのが代表的な例だ。