中国産キムチの襲撃に「ダイコン・ハクサイ栽培しても残るのは借金だけ」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.10 11:27
4日午後、江原道江陵市旺山面大基里の農地。10人ほどが雨の中でハクサイを収穫していた。ハクサイを3つずつ1つの網に入れた後、鉄製のかごに積んでいく。ハクサイが積み上げられると、掘削機がかごを持ち上げて5トントラックに載せる。この畑を借りてハクサイを栽培しているパクさん(40)は「最近のように白菜の価格が暴落した時は、雨が降って物量が少ない時に出荷してこそ3つで1万ウォン(約900円)ほど受けることができる」とし「これまでは良いハクサイでも6000-8000ウォン台にしかならず損失が大きかった」と話した。
パクさんはこの畑を3.3平方メートル(1坪)あたり1万3000ウォンで借りてハクサイを栽培、販売している。地主はハクサイの播種をするだけで、その後はパクさんが人を集めて作業をする。農薬散布など畑の管理には1坪あたり3000ウォンの追加費用がかかり計1万6000ウォンとなる。パクさんは「1坪あたりハクサイ10個を収穫するが、ハクサイ3個で1万ウォンを受ければ1坪あたり3万ウォン残る」とし「しかし人件費と運送費、手数料を除けばほとんど何も残らない」とため息をついた。