5年間で4兆ウォン赤字の韓国GM、初めて全面スト
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.10 07:41
今年の賃金交渉で基本給引き上げと生産量配分を要求してきた韓国GMの労働組合が国内すべての工場で9日から11日までの全面ストに入った。使用者側が基本給引き上げ案に対して折衷案を出さず、富平(プピョン)第2工場など国内生産施設の稼働中断の動きを見せると、これに反発したのだ。構造調整中の韓国GM側は強硬な立場を維持している。
韓国GM労働組合が部分ストでなく全面ストをするのは、前身の大宇自動車時代の1997年以来22年ぶりとなる。専門家らは11日まで行われる全面スト以降にも部分ストが続くとみている。
韓国GM労働組合の執行部はこの日午前6時から韓国GM仁川(インチョン)富平工場の西門を除いたすべての出入口をふさいで全組合員の出入りを禁止している。労働組合執行部と代議員は承認された人員に対してのみ西門で名簿を確認した後、出入りを認めている。全面ストで韓国GMの富平第1・2工場、昌原(チャンウォン)工場もすべて稼働を停止した。