金正恩国務委員長の非常対策にも…穀倉地帯直撃、食糧難悪化も=台風13号
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.09 09:58
北朝鮮が台風13号の直撃を受けた。台風13号は7日午後、北朝鮮南浦(ナムポ)海岸から陸地に上陸、平壌(ピョンヤン)など北朝鮮内陸を通ってロシアに抜けた。
北朝鮮メディアは8日、「海州(ヘジュ)や開城(ケソン)、沙里院(サリウォン)、咸興(ハムフン)などの都心で道路が浸水し、家屋や公共建物が破損した」と報じた。朝鮮中央通信はこの日午後、「国家非常災害委員会が現在まで取りまとめた資料によると、5人が死亡、3名が負傷して病院で治療を受けている」とし「全国的に460余世帯の家屋と15棟の公共建物が完全および部分的に破壊されたり浸水したりした」と伝えた。あわせて「4万6200余町歩(約458平方キロメートル)の農耕地で作物が倒れ、浸水および埋没した」とし、復旧に総力戦を挙げていることを強調した。これに先立ち金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は6日、労働党中央軍事委員会緊急会議を招集して当局者を現地に派遣して対策作りを指示した。北朝鮮朝鮮中央テレビは7日午前から災害放送を行った。