韓経:中国「弾除けになるな」、ロシア「国益の得にならない」…米国の「アジア同盟国」困惑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.09 09:07
米国が中距離核戦力(INF)廃棄条約脱退後、アジアに中距離ミサイル配備を推進し、韓国、日本、オーストラリアなど米国のアジア同盟が困惑する状況に陥った。米国の「安保請求書」が目の前に近づく中で中国とロシアが「弾除けになるな」「相応の措置を取る」と威嚇しているためだ。
米国がアジアに中距離ミサイル配備の意思を明らかにしたのはINF条約脱退翌日の先月3日、エスパー国防長官の口を通じてだ。米国は「一方的に決めず該当国と協議して決める」として配備候補地を明らかにしてはいない。
だが米国メディアと専門家らは米国領グアムのほか、韓国、日本、オーストラリアを有力候補に挙げている。一部では台湾とフィリピンも対案として議論される。ホワイトハウスのボルトン補佐官(国家安全保障担当)は中距離ミサイルについて「韓国、日本などの防衛に向けたもの」と話し、米国が韓国と日本を念頭に置いているという観測も出ている。