韓国防衛費交渉代表、外交安保通の代わりに企画財政部出身を検討
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.06 08:33
韓国政府が今月中に開始される予定の第11回韓米防衛費分担金特別協定(SMA)交渉を率いる政府首席代表として企画財政部出身の要人の任命を検討している。5日、関連事情に詳しい複数の外交・国防筋は「外交・安保部署でない経済部署出身の要人を対象に首席代表の人選作業が最後の段階に入った。前職企画財政部幹部だと知っている」と話した。10回にわたる防衛費交渉で韓国首席代表は常に外交部や国防部現職幹部が引き受けてきた。企画財政部出身の要人が代表を引き受ければ史上初めてとなる。
米国が50億ドル(約5332憶円)という莫大な防衛費分担を要求した状況で韓国も「金額争い」に積極的に対応するという青瓦台(チョンワデ、大統領府)の思惑が反映されたものと見られる。防衛費交渉代表は外交部が発表する。だが、外交筋は「分担金交渉が韓米葛藤の余地のある敏感な懸案であるため、防衛費交渉代表の任命過程を青瓦台が直接関与している」と伝えた。
企画財政部出身が代表に確定すれば、今回の交渉チームは過去より金額算定の適正性と現実性などを明確に計算するものと見られる。韓国政府は防衛費交渉タスクフォース(TF)にも多様な関係部署の職員を補強するという計画だ。