「安倍氏の策士・谷内氏が今月交替」…徐薫-北村チャネル浮上か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.02 08:20
安倍晋三首相の「外交策士」と呼ばれ、日本政府の外交指令塔役を果たしてきた国家安全保障局の谷内正太郎局長が9月の改閣時に退官すると毎日新聞などが報じた。
毎日新聞は8月31日付で「(安倍氏の)長期政権が続く中、谷内氏が高齢となったことを踏まえ、9月の内閣改造を機に交代する方向となった」とし「後任に北村滋内閣情報官(62)を充てる調整に入った」と伝えた。
谷内氏は第1次安倍内閣(2006年9月~2007年9月)当時、官僚では最高位職の外務省の事務次官だった。2012年、再執権に成功した安倍氏は、当時大学研究所や大企業理事などを務めていた谷内氏を再び迎えた。その後、谷内氏は「日本版国家安全保障会議(NSC)」の創設を主導し、2014年1月には初代国家安全保障局長に就任して安倍外交を陣頭指揮した。特に、2015年韓日慰安婦被害者合意への過程で、当時の李丙ギ(イ・ビョンギ)青瓦台秘書室長(元駐日大使)と共に水面下で交渉の難題を解決する役割を担った。文在寅(ムン・ジェイン)政権初期だけでも、鄭義溶(チョン・ウィヨン)室長のカウンターパートとして、2人はかなり密接に両国関係を調整した。日本政府が韓国をホワイト国から除外する施行令を閣議で決める直前の7月末、谷内氏と鄭氏が東京で「最後の談判」を試みたという日本メディアの報道もあった。