【コラム】韓日葛藤は独断的民族主義のせい、普遍的理性が消えた(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.09.01 11:09
いまではその意味も複合的なものになりそうだが強制徴用者補償に対する判決とそれに対する日本の安倍首相の経済反撃に由来する韓日不協和は国際的にも国内的にも政治地図を大きく揺さぶった。
そしてそれにともなう動きも状況を継続して悪化させる側へ進むとみられる。韓日関係の悪化は、政治や経済そして国際関係に対し特に理解していなかったり関心がない人にも、大なり小なり心を揺さぶる事件になった。その衝撃から生まれる反応だけでなく、集団的政治動向にも現れるが、日本からの輸入品不買のような日常的な生活動向のようなところにも現れる。日本食の店に入る時に少し感じることになるためらいのようなところにもその影響を見ることができる。このように広く波及する効果は人の暮らしと意識がその日その日の暮らしにおいてまでもどれだけ政治的状況が紡ぎ出す織物に織り込まれているのか、そしてそこから抜け出すことがどれだけ難しいかを考えさせる。