ブルックス元司令官「GSOMIA終了中国により利益、TISA時は互いに情報隠しを疑い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.30 12:07
ランドール・シュライバー米国防総省インド・太平洋次官補に続きヴィンセント・ブルックス元韓米連合司令官も、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了が北朝鮮と中国に利益を与えると述べた。ブルックス元司令官は29日(現地時間)、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送の「北東アジア同盟構造の質が低下することは北朝鮮よりも中国の利益により合致する」と述べた。
ブルックス元司令官は「GSOMIA終了の決定は北東アジアで安定と繁栄を守る同盟構造の質を低下させることに寄与しかねない」とし「これは北朝鮮の利益よりは中国の利益により適合する可能性がある」と述べた。ランドール・シュライバー国防部次官補が前日、戦略国際問題研究所(CSIS)との公開対談で「韓日葛藤の唯一の勝者は我々の競争相手」とし「我々が直面している最も戦略的な課題は、現在展開している中国との競争」と述べたことと似ている。ブルックス元司令官は「しかし、中朝両国とも同盟構造を弱体化させるために価値を追求する」とし「北朝鮮はGSOMIA終了を韓日関係をさらに悪化させ、域内の安定を弱めることができる機会と見るだろう」と付け加えた。