韓経:文大統領支持していた中道層…「チョ・グク論争」以降、急速に離脱
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.28 11:12
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の友軍を自任していた中道層の離反が続いている。チョ・グク法務部長官候補の「子女入試特恵」や「家族ファンド」論争が「中道層の離脱」に決定的な影響を及ぼしたという分析だ。
27日、韓国ギャラップによると、今月20~22日、全国成人男女1002人を対象に実施した世論調査(95%信頼水準、標本誤差は±3.1%ポイント)で、文大統領に対する中道層の国政遂行支持率は43%を記録した。直前の調査だった8月第2週(50%)より7%ポイントの急落となった。否定評価は同期間43%から50%へ7%ポイント上昇した。仁荷(インハ)大学政策大学院のパク・サンビョン招へい教授は「チョ候補をめぐる各種疑惑が提起されながら、合理的保守と進歩を自任していた20代と50代、地域では首都圏中道層の離脱が現れている」と分析した。
政権の序盤と比較すると、中道層離脱の動きは一層深刻だ。文大統領が国政遂行について初めて調査した2017年6月第1週の中道層の肯定と否定評価比率は、それぞれ87%と5%を記録した。その後、最低賃金引き上げや所得主導成長の副作用が現れた昨年12月第3週には肯定評価が40%台に落ち、否定評価は40%に上昇した。翌年1月第3週には中道層の否定評価(48%)が肯定評価(45%)を上回り始めた。現在、政権の序盤と比較すると、否定評価は5%から52%に高まり、肯定評価は87%から半分水準である43%に急落した。