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韓経:「GSOMIA破棄で対北抑止力減少…同盟の枠組み揺らぐ…米国は積極的に仲裁を」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.26 10:21
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米国のアジア専門家らは韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了が韓日米の対北朝鮮抑止力を減少させると懸念した。今回の決定が韓日米同盟を揺るがし、北朝鮮、中国、ロシアに誤ったシグナルを与える可能性があるとの指摘だ。米国が積極的に乗り出して韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と日本の安倍晋三首相が会うように役割を担うべきとの注文も出てきた。

韓国経済新聞が22~24日に米ワシントンDCのシンクタンクと大学で活動する7人のアジア専門家を対象にした緊急電子メールインタビューによるものだ。

 
米国防総省戦略諮問官を務めた国際戦略問題研究所(CSIS)のパトリック・バカン米国同盟局長は「今回の決定は米国のアジア同盟体系を構成するスポーク(韓日)の間にネットワークを作ろうとする米国の数年間の努力に逆行するもの」とした。続けて「(韓国に)GSOMIA維持を要求し続けてきた米国は今回の(GSOMIA終了)決定を米国に対する侮辱とみるだろう」とした。

アトランティックカウンシルでアジア安保プログラム局長を務めるオ・ミヨン氏は「米国の専門家の間では(韓国で)なぜ民族主義が韓国の国家安保より優先なのか、韓国は北朝鮮よりも日本が韓国の安保に脅威だとみているのか議論がある」と雰囲気を伝えた。その上で「GSOMIA終了は(韓日米)情報共有の制度的枠組みを弱めた。韓日米の亀裂は長期的に中国、ロシア、北朝鮮に有利なだけ」とした。

ヘリテージ財団のブルース・ブルース・クリングナー専任研究員も「韓国政府の今回の決定は非常に無分別で韓国の戦略目的にも反する」とした。特に「文在寅政権は韓日対立を安保領域に拡大することで両国間の対立を高めさせた。今回の決定は(在韓米軍)防衛費交渉を控え米国との関係にも負担を与えるだろう」とした。米国平和研究所のフランク・オム専任研究員も「GSOMIA破棄は危険な時期に残念な政治的決定。北朝鮮、中国、ロシアに米国主導の同盟の枠組みが壊れているというメッセージを与えるだろう」と懸念する。

ハドソン研究所アジア太平洋のパトリック・クローニン上級研究員は「GSOMIA終了により韓日米の(対北朝鮮)抑止力が減少するだろう」と指摘した。彼は「北朝鮮が核・ミサイル計画を維持し中国が影響力を拡大しようとする現在、韓日米が(同盟の)力と予測の可能性を見せなければならない」と強調した。外交問題評議会のスコット・スナイダー専任研究員もGSOMIA終了に対し「残念な決定。韓日米3カ国の地域安保協力を制約するだろう」と話した。

ジョージ・ワシントン大学のグレッグ・ブレジンスキー歴史国際関係学教授は「韓国が自国経済を害そうとする隣国(日本)とうまく過ごすのは大変だ」とした。その上で「韓日対立が中国の助けになるだろうという懸念には同意するが韓国を非難してはならない。日本が先にレッドラインを超えており、トランプ政権は完璧なリーダーシップを見せることができなかった」との見方を明らかにした。

専門家らは韓日対立が深まることを防ぐため両国の自制と米国の役割拡大を注文した。バカン局長は「過去史をめぐり(決着をつけようというような)エンドゲームはだれの利益にもならない」と話した。オム専任研究員は「米国が文在寅大統領と安倍首相が会うよう役割をしなければならない」と強調した。



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