韓国軍、独島防御訓練にイージス艦・特戦司を初めて投入
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.26 07:03
韓国軍当局が25日始まった今年初めての独島(ドクト、日本名・竹島)防御訓練の規模を例年より2倍以上に拡大し、史上初めて陸軍特殊戦司令部(特戦司)の兵力とイージス駆逐艦まで投じた。訓練名も「東海(トンへ、日本名・日本海)領土守護訓練」に変えた。韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA・ジーソミア)終了宣言に続いたもう一つの日本への圧力のメッセージだ。
独島はもちろん鬱陵島(ウルルンド)など東海全体を作戦半径にしたのは東海の領海、領土守護への意志を誇示する側面が大きい。動員戦力も大きくなった。独島訓練に初めて投入される陸軍特戦司の兵力が代表的だ。韓国政府関係者は「鬱陵島にも兵力が展開されて陸軍が地上戦を仮定した訓練を繰り広げる」と説明した。今までは海軍・海兵隊、空軍、海上警察を中心に訓練し、上陸訓練も日本との関係や気象状況などを考えて海兵隊と海軍特殊戦旅団(UDT/SEAL)を主軸に進めてきた。
イージス駆逐艦「世宗大王」(DDG-991)が参加するのも注目される。昨年まで軍当局は独島訓練に最大規模の艦艇で3200トン級駆逐艦「広開土大王」を動員した。韓国最初のイージス艦「世宗大王」は空中標的を最大1000キロメートル離れたところで探知し、約1000個の標的を同時に探知・追跡して20個の標的を同時打撃する攻撃力を備えた。