<GSOMIA破棄>米国の引き止めにも「マイウェイ」…韓米同盟に火の粉飛ぶ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.23 09:38
22日、韓国政府の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了決定により、韓日米安保協力に「バタフライ効果」が予想される。既存の北東アジアの韓日米3角協力構図で、韓国が、事実上、「マイウェイ」を宣言したのではないかという指摘まで出ている。
GSOMIA終了の決定を下した韓国政府の論理は明快だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「日本が安保上の理由でホワイト国家(安保友好国)リストから韓国を除いた状況で、安保協力関係を前提に敏感な軍事・安保情報を共有しなければならない状況になったため」と説明した。信頼できない国とは機密情報を分け合うことができず、これは日本が先に自ら招いたことだというものだ。だが、GSOMIAは単に韓日関係だけに限定されていないのが問題だ。GSOMIA締結当時の事情に明るい元当局者は「北朝鮮の挑発はますます激化し、米中対立が深まっている中で、米国は北東アジアにおいて中朝を牽制(けんせい)する一種の『安保インフラ』を構築するべきだという考えで韓日間のGSOMIA締結を望んだ」と振り返った。
米国にとってGSOMIAは北東アジア領域内で韓日米をひとつにまとめる役割を果たしているという趣旨だ。これまで米国からはジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)(7月23~24日)、マーク・エスパー新任国防長官(8月8~9日)らが訪韓し、GSOMIA維持を呼びかけた