「米ミサイル韓国配備ならTHAAD報復以上に…中国は断交も辞さない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.21 14:57
米国とロシアが8月2日に中距離核戦力(INF)廃棄条約を破棄し、その背景と波紋に関心が集中している。地上発射中距離ミサイルの生産と配備を禁止したINF条約は31年間、核軍備統制と冷戦解体の象徴として定着してきた。そのようなINFが失効し、いま米国とロシアの間には新START条約だけ残っている。それも2021年5月が期限だ。今後、核兵器競争の新冷戦時代が開かれるのだろうか。
INF条約が破棄され、米国は中距離ミサイルを生産して東アジアなどに配備する計画を明らかにしている。エスパー米国防長官は豪州訪問中の3日、アジア配備に言及したが、韓国と日本を訪問中は言葉を変えた。しかしすでにロシアは相当な中距離戦力を保有している。特にINF条約の当事者でなかった中国は相当な中距離核戦争力を確保している。これがINF条約破棄の要因になったという指摘も少なくない。
なら、INF条約の破棄で今後、北東アジア地域で地上発射中距離核ミサイル配備競争が起こるのだろうか。米国がアジアに中距離ミサイルを配備する場合、どこが最も可能性が高いのか。また、INF条約破棄以降の米国の思惑は何か。今後、米国・ロシア・中国が参加する新しい核軍縮交渉が行われるのか。こうした状況で北朝鮮の核の地位はどう変わるのか。北朝鮮はINF条約が破棄された状況をどう活用するのか。核兵器競争の新冷戦状況で韓国はどう対応すべきか。国内の専門家4人に質問した。