文大統領、北朝鮮の暴言にも「ガラスの器を扱うように用心深く」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.20 08:03
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が19日、北朝鮮に向かって対話を通した問題解決をもう一度呼びかけた。文大統領はこの日午後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で主宰した首席・補佐官会議で「割れやすいガラスの器を扱うように用心深く、一歩ずつ進む慎重さが必要だ」として「互いに相手方の立場を考えて『易地思之』の知恵と真正性を持つべきだ」と話した。さらに「対話に役立つことは増やし、邪魔になることは減らしていく相互間の努力をともに果たしてこそ対話の成功を収めることができるだろう」と付け加えた。北朝鮮が韓米合同演習を口実にミサイル試験発射を繰り返し、文大統領の8・15光復節(解放記念日)祝辞に対しても「暴言」で貶めたことに対する直接的な言及なしに「平和経済」を強調しながらだ。20日韓米演習の終了とともに米朝実務交渉が再開される可能性が占われていることとかみ合ったメッセージに読まれる。
文大統領は「光復節祝辞でも申し上げた通り、平和経済は韓国未来の核心的な挑戦であり機会」として「地球上最後に残った冷戦体制を解体して平和と繁栄の新しい秩序を作る世界史的課題であり、韓半島(朝鮮半島)の死活がかかっている課題」と明らかにした。