【コラム】日本の類例ない輸出規制、ここで中断してこそ韓日の未来を生かす(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.19 10:29
国家安全保障条項は「無主空山」だった。ほとんど誰も目を向けなかった。ここに最初に旗を立てたのは米国のトランプ大統領だった。2018年の鉄鋼関税に続き、今では自動車にも手を触れている。すべて国家安全保障に基づく。
この問題が日本で一段階さらに飛躍するとは考えていなかった。パンドラの箱を開けた米国も慎重に扱う。鉄鋼なら鉄鋼、自動車なら自動車だ。品目別・事案別に1年間にわたる調査で数百ページの報告書を出す。「信頼低下」の一言でこれを全産業領域に拡張する準備をしたのは日本が最初だ。関税・貿易に関する一般協定(GATT)が始まった1947年以降初めてだ。トランプ版「国家安全保障1.0」を「国家安全保障2.0」にアップグレードした。単なるどのリストに入れて除いてという問題ではない。貿易秩序の根本に揺るがした。日本があまりにも強く出てきた。