韓国政府、ステルスF-35搭載軽空母 来年着手
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.15 07:10
韓国政府が2020年代中盤に本格的に推進しようとしていた軽航空母艦の建造事業を来年から直ちに始める。また、海上で敵の戦略拠点にミサイルを浴びせる合同火力艦の戦力化事業にも着手する。
国防部は14日に発表した「2020~2024年国防中期計画」にこのような内容を新規事業として組み込んだ。これによると、「大型輸送艦-II」という事業名で進められる軽空母導入事業は、国内建造を目指して来年から先行研究を始める。遅くとも2030年代初めには戦力化を完了するという計画だ。軽空母には最先端ステルス戦闘機F-35Bを搭載する。
これに先立ち、国防部は先月、軽空母建造事業を2026年以降の戦力導入計画「長期戦力所要」に入れていた。ところがこれを来年の着手へと大幅に前倒しした。軍関係者は「長期計画が1カ月で中期計画に変わり、差し当たって来年から予算をもらって研究に入るのは極めて珍しい」と明らかにした。別の関係者は「青瓦台(チョンワデ、大統領府)の意志が反映されたものと把握される」とし「今の政府の内に後戻りできない水準まで事業を進めようという意味」と話した。軽空母の導入は空母の戦力確保に乗り出した中国と日本に対応する側面がある。