統一部担当記者が指摘する北朝鮮の4大変心要因=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.13 13:32
金日成(キム・イルソン)主席の死去(1994年7月8日)直前だったため、今年で満25年となる。記者が北朝鮮を眺めてきた期間だ。その間、南北関係はいつでも平壌(ピョンヤン)を訪問できる和解と協力の時代(2000年代中盤)も、一触即発の戦争危機もあった。5回の首脳会談と韓国哨戒艦「天安」爆沈事件、延坪島(ヨンピョンド)砲撃戦(ともに2010年)などが代表的な例だ。上り坂と下り坂を経て規則性も見えた。最近のように北朝鮮が米国と直接取引していることを表す「通米封南」(韓国を排除して米国と対話する)という言葉も、1990年代後半に出てきたのであって新しいものではない。
しかし最近の北朝鮮の態度を見ると、おかしな点が少なくない。北朝鮮は責任の所在を明確にするため、徹底的に業務を分担し、ほかの業務に関与しないことで有名だ。ところが対南担当の統一戦線部は見えず、外務省が立ち上がって「韓国は抜けろ」「南北対話を期待するな」というメッセージを送っている。それも外務省米国局長が談話形式で韓国政府を攻撃している。これは指導部レベルで外務省に役割を任せたということでもある。