トランプ大統領、韓米演習非難…北朝鮮外務省米国局長「南側は明け方に寝ていられない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.12 08:07
11日に韓国をめぐり米国と北朝鮮でおかしな場面が演出された。まずトランプ米大統領。 彼は金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長から受け取った親書を公開し、この日始まった韓米合同演習(連合指揮所演習)を攻撃した。これに続いて北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国局長は韓国政府に向け低俗な表現を使って激しく非難した。韓国が米国と北朝鮮の双方から同時に非難される前例のない状況が起きたのだ。
トランプ米大統領は10日、自身のツイッターに「金正恩国務委員長が親書で非常に丁重に『韓米合同演習が終わり次第会って交渉したい』と話した」とし米朝会談に期待感を示した。その上で韓米合同演習を「ばかげており費用が多くかかる訓練」と直接的に非難した。同盟国である韓国には「演習費用まで出せ」と請求書を飛ばしておきながら金委員長の演習に対する不平には相槌を打ったのだ。前日「(親書で)金委員長は他方(韓国)が米国とともにする『ウォーゲーム』をありがたがらなかった。私も決して好きでなく、楽しんだこともない」とした発言から一歩踏み込んで北朝鮮の主張を擁護するような論理を展開したという分析が出ている。トランプ大統領は最近の相次ぐ短距離ミサイル発射で武力示威に乗り出している金委員長には「丁重な手紙を送った」と話した。