<危機の韓日関係、連続診断9>激憤せず…8・15演説で対話空間の拡大を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.09 10:28
ふさがった韓日関係の出口を見つけて望ましい未来像を模索する「韓日ビジョンフォーラム」(第9回)が7日に開かれた(うち2回は非公開)。日本のホワイト国(輸出審査優遇国)除外発表で両国関係が正面対抗に向かう中、この日のフォーラムでは「激昂した雰囲気を落ち着かせるためにはまず両国指導者が攻撃的な言動を自制する必要がある」という指摘が出てきた。
これに先立ちLG経済研究院の李地平(イ・ジピョン)常勤諮問委員が「日本の貿易報復が及ぼす波紋」をテーマに冷静に現実を診断した。出席者は政経分離対応の必要性も強調した。政府と民間の役割を分離することが事態解決の余地を広めるという理由からだ。ドイツのヒドゥンチャンピオンのように特定企業に従属せず、国境を越えて複数の企業に素材・部品を供給する「強小企業」の育成にも拍車を加えるべきだという意見も共感を得た。