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【コラム】ミサイルと放射砲、北朝鮮の緻密な混乱作戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.07 13:29
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今になって振り返ってみると、北朝鮮は最初から「混乱作戦」を準備していたようだ。

(1)米朝首脳会談が開かれ中断されたミサイルの試験発射を北朝鮮が再開したのが、5月4日だった。出発は「混合発射」だった。この日、北朝鮮はミサイルだけ発射した訳ではなかった。江原道虎島半島(カンウォンド・ホドバンド)から短距離ミサイルと放射砲を混ぜて発射した。翌日5日、北朝鮮が公開した写真には北朝鮮版イスカンデル・ミサイルと見られる短距離弾道ミサイルと放射砲発射の場面が同時に登場した。北朝鮮はミサイルについては「戦術誘導武器」と表現した。

 
(2)次は同月9日の「同時発射」だ。韓国軍当局は短距離ミサイル2発を発射したものと推定したが、北朝鮮が翌日10日に公開した写真には短距離ミサイルと推定される発射体はもちろんのこと、放射砲発射と自走砲射撃シーンも含まれていた。

軍は前日、なぜ放射砲の試験発射を合わせて発表しなかったのかについて「短距離ミサイルと放射砲・自走砲の射撃場所と時間が違う」と説明した。ミサイルは東海(トンヘ、日本名・日本海)に、放射砲は西海(ソヘ)に発射したということだ。これは同じ場所から同じ方向に撃つ「混合発射」とは違う。

(3)そして北朝鮮は7月25日に「別途発射」を行った。短距離ミサイルだけ発射した。ミサイル2発を東海側に発射し、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は、国家安全保障会議(NSC)を開き短距離弾道ミサイルであることを発表した。政府単位で国連安全保障理事会決議違反である「弾道ミサイル」と規定したのは、ことしに入ってからはこの時が初めてだ。北朝鮮は翌日「新型戦術誘導武器」と発表した。つまり先に挙げた「戦術誘導武器」の表現をそのまま使用し、5月4日の試験発射で性能を試験した短距離弾道ミサイルであることを若干示唆したわけだ。

(4)しかし、7月31日におかしなことが起こった。北朝鮮がこの日も2発を発射し、軍は短距離弾道ミサイルだと推定した。しかし、北朝鮮は翌日放射砲を発射したと発表し、写真まで公開した。円筒型の管から複数発が同時発射される放射砲と一発を空中に発射する弾道ミサイルは発射台の外観が異なる。北朝鮮の主張通りなら、軍当局はミサイルと放射砲を区別できていないことになる。

(5)北朝鮮は今月2日にも2発発射したが、北朝鮮はまた放射砲だと発表した。北朝鮮は6日にも発射、軍当局はやはり今回も短距離弾道ミサイルだと推定した。

要約すると、北朝鮮は最初はミサイルと放射砲を混ぜて発射し、次はミサイルと放射砲発射の写真を同時に公開したが、その後ミサイルのみ発射した。そして何かを発射した後、韓米当局がミサイルと言うと放射砲だと訂正した。

軍事専門家に聞いてみると放射砲の性能が改良され、短距離弾道ミサイルと放射砲の区別が以前ほど容易ではなくなったという。放射砲の速度が弾道ミサイルに匹敵するほど速くなったケースがあるうえ、弾道ミサイルも終末段階で単純な放物線である弾道軌道を描かない場合もあるからだ。しかし、一発の武器である弾道ミサイルと数十発、多くは何百発を同時に撃つ放射砲を区別できなければ、韓半島(朝鮮半島)の防衛システムの深刻な抜け穴だ。

5月4日、北朝鮮がミサイルと放射砲を混ぜて撃った際、一部の専門家はすでに北朝鮮が何かを狙っていると見た。北朝鮮が撃ったのが何なのかについての初期分析に混乱を与えながら、韓米がどう発表するかを見て韓米の探知能力を計ろうという試みを見た。

開かれた社会ではない全体主義体制では、対内外の宣伝扇動が核心的な政策手段だ。今回も北朝鮮はミサイルの性能改良実験だけ行ったのではなく、韓国と米国を相手に混乱戦術を十分に駆使した。

チェ・ビョンゴン/国際外交安保チーム長

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