米国、中国を為替操作国に指定…通貨戦争へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.07 08:40
今はもう通貨戦争だ。関税爆弾を交わしていた米中貿易紛争が新たな局面に入っている。米国と中国が5日、「破七(1ドル=7元以上の中国人民元安)」と為替操作国指定で対抗し、通貨戦争の幕が上がった。世界経済が視界ゼロとなっている。
人民元安を容認した中国には核爆弾が浴びせられた。米財務省が5日(現地時間)、中国を為替操作国に指定した。1994年以来25年ぶりとなる。為替操作国に指定されれば、米国が該当国に相殺関税を賦課でき、今後は制裁などの手続きに入ることができる。
ムニューシン米財務長官は「中国は外国為替市場で持続的かつ大規模な介入を通じて自国通貨切り下げを安易にしてきた長い歴史がある」とし「中国がこの数日間、自国通貨の価値を落とす具体的な措置を取った」と明らかにした。中国政府が5日、「1ドル=7元以上」を容認しての人民元安カードを取り出すと、米国が直ちに応酬したのだ。