100円=1129ウォン…円高で輸入企業・留学生の負担大きく=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.05 09:01
ウォン安円高が急激に進んでいる。米中貿易問題、日本の輸出規制、主要国中央銀行の金融緩和政策などが重なって日本円が値上がりする一方、韓国ウォンは値下がりしたためだ。
ブルームバーグによると、2日基準のウォン・円為替レートは100円=1129.43ウォンで、これは2016年6月28日(100円=1139.67ウォン)以来およそ3年1カ月ぶりのウォン安円高水準。年初から2日まで114.38ウォンもウォン安円高が進んだ。日本の輸出規制方針が伝えられた先月1日から今月2日まで日本円は58.1ウォンも値上がりした。日本から輸入する企業や留学生・旅行客の負担がそれだけ大きくなった。
米ドルや中国人民元とは違い、日本円は韓国ウォンと市場で直接取引されない。このため裁定為替レートを使う。裁定為替レートは市場で直接取引されない通貨間の為替レートを米ドル(または別の通貨)との相場を利用して間接的に算出する。したがってウォン・円為替レートはウォン・ドル為替レートと円・ドル為替レートによって変わる。対米ドルで韓国ウォンが値下がりし、日本円が値上がりすれば、ウォン安円高が急激に進む。最近の外国為替市場がこうした状況だ。今年1月から2日まで対米ドルで日本円は2.29%値上がりしたが、韓国ウォンは6.85%値下がりした。