日本の輸出規制がグローバル半導体業界にどれほどの影響を及ぼすかは来月明らかになる見通しだ。

グローバル半導体市場調査会社ＤＲＡＭエクスチェンジは１日、半導体市場展望報告書で「サムスン電子とＳＫハイニックスは２．５カ月分ほどのフッ化水素の在庫を保有している」とし「波及力がどれほどかは７－９月期末に表れるだろう」と伝えた。日本の輸出規制が先月４日に始まっただけに、サムスン電子とＳＫハイニックスの在庫減少による生産への支障は来月中旬以降に表れるということだ。

ＤＲＡＭエクスチェンジは「日本素材企業が輸出の承認を受けるまで最大９０日がかかる」と説明した。韓国企業の在庫減少時点に合わせて供給が再開されれば、グローバル半導体業界に大きな影響なく状況が整理されるということだ。

国際半導体製造装置材料協会（ＳＥＭＩ）は日本政府に「紛争が拡大すれば国際貿易原則に基づいて措置を取る」と警告した。ＳＥＭＩはサムスン電子、インテル、クアルコムなど世界２０００余りの半導体素材・材料・装備企業で構成された国際産業協会。

ＳＥＭＩ副社長は先月３０日、ＳＥＭＩ公式ホームページに「日本と韓国の貿易葛藤の緩和を要求する」と題した文章を掲載し、「紛争が拡大する場合、グローバル電子業界のサプライチェーンの崩壊が懸念される」と指摘した。