韓経:韓国経済副首相「日本の輸出規制に逆報復する計画ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.30 09:30
韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が「日本がホワイトリスト(輸出手続き簡素化国)から韓国を除外すれば、先端素材・電子・通信など広範囲にわたる業種の韓国企業が被害を受ける」と懸念をにじませた。韓国政府が全面的な「逆報復」に出る計画はないとした。
洪副首相は29日、国会企画財政委員会に提出した書面質問答弁書でこのように明らかにした。日本政府は今月4日から高純度フッ化水素(エッチングガス)など半導体・ディスプレー核心材料の韓国向け輸出規制を強化したことに続き、来月2日ごろに閣議を通じて韓国をホワイトリストから除外する内容の輸出貿易管理令の改正案を処理する見通しだ。
洪副首相は「ホワイトリストからの除外が現実化すれば輸出規制対象が拡大する恐れがある」とし「すべての可能性を念頭に置いて徹底的に備えている」と強調した。輸入先の多角化、国内生産の拡充、国産化、関連規制の合理化および迅速処理などを推進しているという説明だ。ただし「日本に対して我々も相応する措置を準備しているか」という質問には「不当な措置には断固として対応していかなければならないが、対応-逆対抗の悪循環は両国双方にとって決して望ましくない」と話した。